スギヤマ薬品の薬剤師

 杉山貴紀は何故過労死
したのか?

 

 

平成20年1月22日進行協議(非公開)

 

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○平成20年1月22日 午前10時30分〜

 名古屋高等裁判所にて進行協議(非公開)がありました。

 

 

進行協議を終え、ひとこと      母:杉山ふじ江

平成19年10月5日、多見谷裁判長より「全面勝利」の判決を頂きました。
多見谷裁判長の公平な判決に本当に感謝しています。そして息子の生前の頑張りと若くして命を奪われた無念さを司法にも認めて頂き、親として墓前に報告できました。


判決後、控訴しないで下さいのお願いにスギヤマ薬品本社へ伺いました。

貴紀の過労及び過労死を認める判決が出たのですから、会社にはそれに従って頂きたかったのです。
実はその時、杉山貞之社長が、か細い声で「悲しい思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。」と頭を下げ個人的な謝罪がありました。個人的な謝罪でしたが、遺族としても涙がでる思いでした。

 

 

どういう力関係なのでしょう?会社内の見苦しい一面を見せ付けられた思いでした。
 

結局、スギヤマ薬品は判決を不服として控訴してきました。

 

1月22日(火)名古屋高等裁判所で進行協議が行われました。

非公開でしたが、私どもを支援して下さっている方々が何人も裁判所まで足を運んで下さり、廊下で待っていて下さいました。本当にありがとうございました。
 

控訴人(スギヤマ薬品)から、準備書面(1)、証人尋問の申出書、鑑定申出書が提出されました。
 

提出書面は後日公開予定ですが、

証人尋問の申出書」には、一審でも出廷したE店長、K元社員、KM元社員薬剤師に加え、今回新たに、当時のパートさん3名、そして貴紀が当時交際していたT呼出と書かれています。
 

「鑑定申出書」では、裁判所において適切な医師を選任し貴紀の死因の鑑定を求めるという主張をしています。
 

一審で何度も争ってきた事や却下された事を、高裁でもまた蒸し返そうとしているのです。
そして、労災認定と地裁判決をまたないがしろにしています。

・・・これでは一体、今までの3年近く続いた裁判は何だったのでしょう?遺族や私どもを応援して下さっている方々、そして労基署、多見谷裁判長を馬鹿にしているとしか思えません。

 

協議後、遺品について思い余っていた夫が「遺品はいつ返して頂けるんですか?」と聞きました。
 

 

遺族としては当然の事を聞いていたと思いますし、特に失礼な事は無かったと思うのですが・・・。
 


どちらが真実か、裁判官にはお見通しだと聞きます。そして、真実が認められる社会であると信じています。

真実は何度争っても真実です。高裁でも頑張って参ります。

これからも変わらぬご支援よろしくお願いいたします。
 

 

次回 平成20年3月19日(水)午前10時30分〜名古屋高等裁判所1001法廷にて行われます。 是非足をお運び頂きますようお願い申し上げます。ご支援下さい。

 

 

 

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